どうしても気になった。

ほんとうに、この机が
ボクの所にやってくるのか?

ボクの家は、
山の斜面と言っても
いいような、田舎町の電器屋。

ちょうどカラーテレビが
普及し始めた頃…

ボクの親父は休む暇もなく、
夜遅くまでテレビを
売り歩いていたそうだ。

その電器屋のあるのは、
その田舎町の新興とも
いえる商店街。

300m位の区間を
あるけば、だいたいのものが
手に入る。

なので、ほとんどが
ご近所さんかつお得意さん
っていう構図なんだよね。

ボクは、この春小学校一年になる。
ランドセルは祖父母が
買ってくれた。

そして、学習机。

ガチャガチャといろんな
機能がついたのが流行り。

4件程となりの文房具屋さん
の店先にある、空色を貴重とした
かっこいい学習机が、
ボクの家にやってくることに
なっていた。

ボクは、小学校前だけど、
科学っぽいのが大好き。

実験みたいなのが大好き。

「これどうなってるの?」

ってのを解明するのが好き。
(^^)

 

なので、ふと思った。

この店先の学習机。

ほんとうにボクの家に
来るのだろうか???

こうやって、
かっこよさを確認する
為に来ている、
今まさに目の前にある
机がボクの家に来るのだろうか?

そこで考えついたんだ。

そっと、わからない所に
印をつけてみよう!!

って…

なので、クレヨンで
目立たない所に、
ちっちゃな印をつけようとした。

 

そぉ〜〜〜っと…
見つからないように…

奥のお店のひとには
見えない角度で…

そぉ〜〜〜っと…
見つからないように…

 

「まだ、君のじゃないよ!!」

奥から声がした。
心臓が止まりそうになった。

見えない角度だったはずなのに…

ボクの壮大な実験は、
失敗に終わった。

 

あれからウン十年…

 

ボクの息子は、
来年小学校1年生。

 

ランドセルがやってきた。

箱からだして背負ってみる。

デカッ!

これに教科書入れたら、
絶対に後ろにひっくり返りそうだ。

そして、自分のあの頃と
重ねてみる。

不思議な気分…

どんな小学校生活をおくるんだろう?

そして、その後の人生も…

 

「なんて人生楽しいんだ!!!」

とにかく、そう思ってもらえるように
最大限のバックアップをしたいと思う。

 

そして、自分はそのためのツールを
手に入れたと思ってる。

これがなければ、
そのバックアップは非常に
パワー不足だったかもしれない。

 

この知識にであってほんとうに
よかったと思ってる。(^^)

 

って、なんか
プライベートなことだから、
こっちに書いたけど、

「ママにこのブログ」

にかけばよかったかも…
と最後にきて思った(笑)

”今日の我が子にはもう二度と会えない”

コーチ和也でした。(^^)b