わたしは、
すでに、コモディティ化したとも言える
非常に表面的なコーチングの知識のみを
情報発信することに違和感を感じ、
そこから先に行こうとする
プロのコーチを助けています。

コーチングの概念的キーワードの
バックボーンとなる学問的知識を
学ぶことで、発信する情報や
言葉自体に厚みが出るのは
もちろんの事、さらに質の高い
コーチングを提供できる事に
つながっていきます。

当然、クライアントさんが
あなたを選ぶ要因とも
なリえるわけです。

きちんと学びたい、
その先を知りたいと、
プロのコーチとしての
ステップアップを考えているのなら
この投稿の内容は非常に重要な
情報となります。

ステータス・クオ

プロのコーチについて、
わたくしの師である
認知科学者の苫米地英人博士は
著書の中で以下の様に語っています。

「コーチ」や「コーチング」という
言葉が流行し、今はやたらと
多くの人が「コーチ」と名乗り、
「コーチング」に関する講座も
数多く開かれています。
ここで問題になるのが、
大した知識や技能がない人が
コーチを名乗り、詐欺まがいとは
言わないまでも、それに近い
コーチングをしていることです。(*1)

あなたの知識は大丈夫ですか?

例えば、

「Status Quo」

という概念があります。

「え? Status Quo ってなに?」

という方は、
これからお話する情報があなたの
お役にたつ事はありません。

貴重なあなたの時間を、
無駄にしたくありませんので、
別の投稿にてお楽しみください。
(^^)

下のボタンをクリックすれば、
メインのページに戻ります。

この投稿から立ち去る
さて、
「Status Quo」
ですが、なにを指す言葉
でしたでしょうか?

 

お、さすがですね。

「現状」

ですよね。

しかし、ここで注意が必要です。

「現状」

と言っても

「Current Status」

「Present Reality」

の意味では、不十分だと
言うことです。

でなければ、わざわざ
”Status Quo”
なんて言いませんからね。

ここが、日本語の厄介な所です。

というか、クワインの言う

「翻訳の不確定性テーゼ」

ですね。

書籍に書いてあろうが、
だれかに聞いた言葉であろうが

「現状」

と言われれば、
それまでに知っている「現状」の
意味でしかわたしたちは解釈
できないわけです。

原典(*2)で使用されている

「Status Quo」

の本来の意味には
到達できないわけです。

 

では、単なる「現状」ではない
本来の「Status Quo」とは?

これをサラッと説明できた
あなたには、この先の情報は
さらに重要なものとなりますよ。

でもね、これ…

スコトマ・バスターズが運営している
TPIEのセミナーを
きちんと受講してださったり、
個別にわたしの所に学びに来て
くださってる方なら、
別にプロのコーチでもなく
コーチングをだれかにするわけ
でもない、一般の方だって
ふつうにこれくらいは答えられるん
ですよ。(^^)

 

苫米地博士は、
こんな風に言っています。

現状とは、過去と現在と未来とがあたかも一つの線分上にある状態をさすのです。

と…

明快ですよね。

 

どうです、あなたの頭のなかにあった
説明とあっていましたか?

しかし、この説明がそれなりに
できていたとしても、
ここまでで「Status Quo」に
ついての説明が終わるのなら、
ぜひ次iの階段をあがる試みを
していただきたいのです。

たとえば、これに、
わたしとしては、少し補助線を
入れてみたくなります。

そうですねぇ〜

”ブリーフ・システム”

なんかはどうでしょう?

つまり、過去に規定された
ブリーフシステムによる
世界が続くことになるということです。

それが自分だけの”真実”を
作り出すわけです。

すると、RASやスコトマの話に
リンクを張ることができるように
なってきます。

概念マップができあがります。
単品での知識では、生きているとは
言い難いのです。

独立して存在する、雑学に
なってしまいかねないんです。

知ってる、説明はできる、
でも使えないってことです。

単に知ってるのと、
使えるのでは全く価値が
違うのです。

It’s not what you know; it’s what you can use of what you know(*2)

知っていることより、知っている事をいかに活用するかである

 

さらに、苫米地博士の引用にある
”線分上”という表現にも
引っかかっていただきたいのです。

”線分”…

さっと口をついて出てくるような
単語じゃないんですよね。
よくよく考えると… (^^;

なにかというと、
幾何学的な定義なのです。

幾何学としての「線分」、
説明できますか?

この意味がわかると
「なるほど」
と唸らずにはいられません。

そして、
幾何学と言えばなにが出てきますか?

そうです。

「ユークリッド原論」ですよね。

苫米地博士がなにかにつけて
ユークリッド原論については
語ることがありますよね。

「公理ではなく要請」

だと…

これは、別に常套句のように
使っている単なるネタ的な
ものではないのです。

いつも膨大な学問の裾野の
一端を垣間見せてくれているのです。

”線分上”という表現をとって見ても
こういうことなんです。

苫米地博士の、著書やお話は
すべてこういう事なんです。

膨大な裾野があって、
その見方がわからなければ、
単語一つとっても、
その真意がわからないのです。

決定論

さらに、

「Status Quo」

に絡んで重要な概念のひとつに

「決定論」があります。

決定論と言えば?

そうニュートンですよね。

苫米地博士自身が、
自分のコーチだと言ってはばからない、
ルー・タイスの著書

「Smart Talk for Achieving Your Potential」

の冒頭、

Step1-Chapter1
(ほんとうに最初の最初ですね)
において、いかにこの
決定論的、運命論的な思考を
捨て去るべきかが書かれています。

そしてそれに呼応するように、
苫米地博士も著書の中で、

(略)因果を辿っていけば
すべては宇宙がビッグバンによって
生まれたときから決まっていたこと
だった、ということです。
言うなれば、すべてのシナリオを
「神が書いていた」ということで、
このような考え方を「決定論」と
いいます。

と、決定論について語っています。

なぜこんなことに
引っかかっているのか?

じつは、これは、
なぜコーチングが必要なのか?
という、根源的な問題に
関わることなのです。

だから、ルーも苫米地博士も
語る必要があるのです。

じゃぁ、ニュートンと
決定論の関係は?

になってきますよね。

だから、背景知識が
必要なんですよ。

このままじゃ、
後ろにどんなアルゴリズムが
走っているかわかりません
からね。(^^;

 

とまぁ、ここまででの事を、
うまくビジュアル化して、
スライドにして、
もう少し肉付けすれば、

ーそうですねぇ、例えば、
だから f=ma なんだよ!
とか、
だから 微分・積分 なんだよ!
とか
だから、カントが関係あるんだよ!
とか…ー

十二分に一本のセミナーになりますね。
(笑)

 

ブログなんて怖くてかけない

さて、実はここまで書くのに
割りと…っていうか
相当時間がかかってます。
(笑)

なぜか…

「データ」と「ワラント」を
意識する必要があるからです。

説得力のある「データ」とは
出典がきちんと示されている
ものです。

これをするには、

「さて、どの本に書いてあったっけ?」

から始める必要があるんですね。
(^^;

そして、見当をつけた書籍を
手当たり次第探していくわけです。

そして、

「ワラント」

です。

 

まぁ、これがなければ、
今回の「クレーム」は
成立しませんからね。

 

なぜ、こんな手間の
かかることをするんでしょう?

それはね。

もう大分昔のことですが、
一時ブログが書けなくなった事が
ありました。

もう、ブログを書くのが
怖くて怖くて…

別に、だれかに何を言われた
わけではありませんよ。

でも、怖くて怖くて
しかたがなかったのです。

その頃、わたしはすでに
ルー・タイスの最新プログラム
である「TPIE」
運営する立場にいました。

それに見合う学習もしていた
つもりでした。

キーワードの背景にある
理論や学問等も…

じゃなきゃ、
ファシリテーターなんて
務まりません。

どんな質問が来ても、
まず自分で答えられるように
して置かなければなりません。

そのうえで、
ファシリテーターとして、
単に答えるだけでなく、
参加者の意見も聞きつつ
まとめていく必要が
あったのです。

その後、コーチを目指して
改めて勉強を初めてた時に
スコトマがずれたのです。

まったくなにも知らなかった
事に気が付きました。

それまでももちろん、
ブログは書いていました。

しかし、それは、ほんとうに
表面的な上澄みとも言えるような
ものだったことを痛切に
思い知ったのです。

コーチングに、
ニュートンが関係あるなんて…
カントが関係あるなんて…

過去の偉人達が成し遂げた、
心理学、
物理学、
哲学、
数学、
宗教、
進化生物学、
情報理論、
コンピュータ科学、
人口知能の研究、
そして宇宙論まで…

その様な幅広い知識、
しかも、相当深い所での
知識の背景がなければ
書籍さえもまともに読めない
ということを知ってしまったのです。

そして、その上で今度は
コーチング、さらには、
ルー・タイスの世界を見ると
まったく違うものが見えました。

「TPIE」が
ルー・タイスと苫米地博士の
共同開発である意義が
ものすごい輝きを放ち始めたのです。

これは、ひとつの
エフィカシーにもなりました。
この視点を持って、
TPIEをファシリテートできるのは、
世界に自分しかいないと…

それとはまったく逆の感情も
ありました。

「下手なことは言えない」
「下手なことは書けない」

と…

そういう背景がある事を
知ってしまった以上は、
なにかを言う時に、それを
触れない訳にはいきません。

しかし、世の中には、
とんでもなくすごい人達が
わんさかいます。

そういう人たちが、
自分の書くものを読む前提で
書く必要が出てきたのです。

解釈に間違いはないか?
情報の関連付けはあっているか?

そもそも、出典は?

あまりの、無知さ加減に
愕然としたものでした。

そして、なんとかブログが
書けるようになったのです。

おかげで、

「和也さんのブログは、
ダントツ違いますよね」

と言ってくださる方も
いらっしゃいました。

 

無意識への介入

もちろん、これも知識の
うちに入るのですが、
ルー・タイスのキーワードが
当てはまらない部分もあります。

たとえば、

車の運転免許をとったからといって、
みんながプロのレーシングドライバー
になれるわけではありません。
(中略)
コーチングとは、プロの技術と
スキルを持ったコーチが
クライアント(相談者)の
無意識に直接的に介入し、
それに強い働きかけを行う事です。

この事に関する、筆頭は
「非言語での書換」
と呼ばれるものではないでしょうか?

よくある勘違いとしては、
「非言語」をこれまでの
一般的な語意として、受け取って
しまっているパターンです。

冒頭での「現状」に似ていますね。

ここでの文脈での「非言語」とは、

・顔の表情
・ボディランゲージ
・話す抑揚
・話す速さや間

と言うようなものではないと
言うことです。

習得すべきスキルということです。

なので、苫米地博士も

”コーチングとは、プロの技術と
スキルを持ったコーチが”

と言っているわけです。

当然、この部分の知識や
スキルは非常に重要に
なってきます。

 

そして一番の問題は…

一番の問題は、
実はこれだと思っています。
苫米地博士もこんな風に言っています。

厄介なのは、状況によっては偽物の
コーチングでも多少の結果が
出てしまうということです。(*2)

上辺だけのコーチングの方法論
を実践しただけでも、
かなりの効果が期待できて
しまうわけです。

あとは、コーチ本人の
問題になります。

「それでいいのか?」

ということですね。

それでいいという人は
もちろんそれでいいと思います。

それで、貢献ができていると
思うのなら、それでいいと
思うんです。

しかし、

・スコトーマってのがあってね。

・コンフォートゾーンがあってね。

・Have-toじゃなくてWant-toで
(出てくるのは必ず男子学生の掃除の話)

・現状を超えたゴールを設定しようね
じゃないと、ほんとうのゴールじゃないんだよ

・エフィカシーを下げたらだめだよ

・ゴールのリアリティは常に高くね

等々、どこかで聞いた様な情報を
まるでコピペの様に
延々と発信しつづけ、

「ゴールを設定してもらえば、
あとは、勝手にクライアントさんが
動いてくれるから」

と言うようなコーチをなぜ
クライアントさんが選んで
くれるのでしょうか?

他にもたくさんいる
コーチのなかから選ぶ理由は?

「とにかく情報を発信することです」
と、言われるままにブログで
情報を発信して…

クライアントさんは
「ぜひあなたからコーチングを受けたい」
と言って契約するでしょうか?

はっきりいいます。

正規の料金で契約したクライアントさんは
いないのではありませんか?

せいぜい、お試しコーチング、
もしくはトライアルコーチングで
数人をコーチングしたという
感じではありませんか?

この辺のからくりについても
おつたえできたらと思って、
この企画を立ち上げているのです。

現状を超える

ルー・タイスに初めて会ってから
9年が経とうとしています。

ルー・タイスのプログラムの
普及に携わり、6年が経ちます。
その開催回数は36回を数えます。

コーチになってからも、
5年が経とうとしています。

その間に学んだことを、
いままさに還元すべきときが
きたのではないかと思ってるんです。

そこで企画したのが、

「コーチング ”虎の穴”」
〜背景理論から非言語書換まで〜

という、マンツーマンの
コーチングプライベートレッスン
です。

マンツーマンですから、
進め方や、重要ポイントを
カスタマイズすることも
可能です。

もうおわかりとは思いますが、
これは、一般に向けた講座
ではありません。

ですので、
プロのコーチ、
もしくは、それに準ずる
知識をお持ちの方限定と
させていただいています。

とはいえ資格は、
よそで取ってください。
(笑)

 

あぁ、もうひとつあった、

まさにコーチになってから
できたStatus Quoを
超えた所に行きたい方
のみが対象です。

と言っても、じつは
まだ公に募集はしてません。
(笑)

 

サイトのリニューアルに伴い
このブログ記事を書いただけです。

そこで!

この縁起をいかそうと言う
方のみ最優先で、この講座に
ご案内しようと思っています。

公に募集する際も
5名限定にします。

しつこいようですが、
この情報は、
ステップアップしたいかた
だけのものなのです。

そうでない方には、まったく
役にたたないでしょう…

そりゃそうです。

ニュートンとコーチングの
つながりは多分見えないと
おもいますからね。

そこに行きたいコーチだけの
講座です。

 

実は、この

「コーチング ”虎の穴”」

はすでに第0期として、
シークレットに開講しております。

現在、5名の方が
その階段を登りつつあります。

その受講生の方の感想を
おきかせしますね。

今回受講してくださっている
萩原崇さんの感想です。

まずは、今回の
「受講の目的」です。

コーチングを深く理解した上でクライアントにセッションを行いたい

との事でした。
さすがですね。

そして、
「今回の受講がなかったら
どうなっていたか?」
という問には、

知識を補うのに1〜2年かかっていたと思います。

という事なんですね。
それだけの、濃密度が
あるという事です。

しかも、これ…
第一回目のセッションの時の
感想なんですよ。(^^;

そして、
「同様のジャンルの
セミナーとの違い」です。

一貫した整合性が取れている点がたのセミナーとの一番との違いかと思いました。

とおっしゃってくださって
いるんです。

さて、もうひとかたは
女性の方なのですが、
ものすごく勉強されている
かたなんです。

かなりの数のコーチの
かたを見ていますが、
プロのコーチに匹敵、
もしかしたら、それ以上の
知識をお持ちかもしれません。

ところが、悩みというか
さらに勉強したい動機というのが
知識がバラバラでつながりが
見えないというものだったんです。

なので、受講を希望して
くださったわけです。

それと、もう一点、
シークレットでこの講座を
ご案内した時に話した、
「フォーク曲げ」に
非常に興味があると
言うことでした。

なんでも、2つくらい、
他のセミナーに教わりに
行ったけど、できなかった
って事なんですね。

しかも、そのうちの
ひとつのセミナーでは
1時間半くらいかかる
こともあるとの話。

1時間半かかるというのが、
どんな方法論なのか
よくわからないのですが、
自分の方法の場合は
1分程度でしょうか…。

この受講生の方も
ものの5分もかからず、
こんな風にしてくれました。

教えるために、
当然自分もやりましたが、
この時は一本とれました。(笑)

当然、このあたりの事は
単なるギミックではなく
非言語書換えの話と、
関わりがあるわけなんですが…

さぁ、そういうことで

コーチングの背景理論から
非言語書換までを網羅する

「コーチング”虎の穴”」

これは自分が受けるべき講座
だと思った方で、
今すぐ、申し込むと言う方は
下記のフォームを使ってください。

クリックして申し込みフォームへGo!

ただし、実施前に一度面談をさせて
いただきます。この面談は無料です。

この面談では、なにを学びたいのか
についてお伺いします。
地方の方は、スカイプや
Facebookメッセージの
動画通信機能をつかって
実施させていただきます。

また、こちらから受講を
お断りすることもありますので、
ご了承くださいね。

 

正式募集してからでいいかな
というかたは、下記のフォームから
メルマガに登録してください。

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「コーチング ”虎の穴”第一期」

間もなくスタートです。

 

(*1):「201冊目でわたしが一番伝えたかったこと。」(苫米地英人)
(*2):「Smart Talk For Achieving Your Potential」(Lou Tice)