怒鳴らなければ、ママの魅力がさらにアップ!
…そんなのあたりまえですよね。
でも…
外出先で遭遇する子供を怒鳴っているおかあさん… どう見えますか?
イライラだって同じです。
怖い顔で無言のまま、子供をひきずるように歩いてるおかあさん… 街でみかけませんか?
どうみえますか?
ママなんだから仕方がない…
ママなんだから…
ママなんだから…
でもちょっとまってください。
ほんとうにそうなんでしょうか?
しかも、ママになった時って実は、 女性としても一番輝ける時期でもあるんですよ。
もったいないと思いませんか?
いや、どう考えてももったいないでしょ!!
「イライラは心身のどちらに対してもよくない」 そんなのは、だれもが知っている当たり前のことなのに ついつい普段の生活では忘れてしまいがちです。
しかし、事は思ったより深刻です。
だって、この事はママはもちろんのこと、 子供の未来にも直結することですからね。
そして、こういう問題提起があったとしても 多くの場合語られない裏側があります。 それは、「科学的視点」です。
イライラやストレスと言った言葉が出てくると、 なぜか直感的に、「心理学的」と言ったイメージが 先行しがちに思うんです。 どうです?
しかし、「心理学」という学問は確かにあるのですが、 もうすこし「科学」という面から見てみたいのです。
それは「生物学」や「脳科学」、さらにはそれを 包摂した「認知科学」という視点です。
なんだか、難しい話になってきた感じがしますか?
大丈夫です。 なにを言いたいかというと、「ホルモン」です。
思った以上に、私たちは「単なる生物」だったりします。 そして、その生物的な機能を支えているのは、 「単なる化学反応」だったりします。 さらに、その化学反応を起こしているのが 「ホルモン」というわけです。
このあたりの知識を少し獲得すると、 ことの深刻さがクリアになってくると思っています。
しかし、悲しいかな私たちは 子供のためになると思って、
「もうやめて!!」
「早くしなさい!!」
「ダメって言ってるでしょ!!」
「もう知らないからね!!」
「鬼が来るよ!!」
「お父さんに怒ってもらうからね!!」
「ぶつよ!」
という、伝統的といってもいいような 常套句を使って子育てを行っているわけです。
ママ自身も、子供の未来も危険にさらしながら…
もちろんわたしだって、こういった「常套句」の元に 子育ては行われるものだと思っていました。
それが普通だと思っていました。
いや… 今だから言えるのは、これって「思わされていた」って ことなんじゃないかな?と…
”え? でも、それってちょっと大げさじゃないですか? ほとんどの人が、そうやって育ってきただろうし、 それでも、こうやって普通に生活できてますけど…”
なんて声が聞こえてきそうですね。 いやまさにそう思われるのは無理のないことだと思います。
でも、ちょっと待ってください。
だったら、なぜこんな世の中なのでしょうか?
なぜ自殺者が年間3万人もいるのでしょうか? 統計の裏をみると10万人以上という説もあるんですよ。
なぜ耳を疑いたくなる様な、 いじめの報道がなくならないのでしょうか?
なぜ「しつけのためにやった」と言う言い訳の元、心を痛める事件が 報道されるのでしょうか?
わたくしは、大人のための「人生のコーチ」としてより良い人生を獲得するマインドの変え方をお伝えしたり、 よりよい人生を獲得するための講座等も開催していますが、 多くの方が、現状になんらかの不満やモヤモヤをいだいていたり、 前に進めなくなってしまったりという方なのです。
更には、平成になってから少年少女が起こした、 殺人等の重大な犯罪の裏には必ず 「母親の厳しいしつけ」があったということを 実際に接見をした臨床心理師も語っているのです。
その母親たちにあったのは、 強い「いい子に育って欲しい」という願いでした。
伝統的な子育てという同じレールを走っているのです。 ちょっとバランスを崩した先に待っているものは?
以前は、この伝統的子育てにも多少のクッションがありました。 大家族と近所のコミュニティです。
今、それさえも失われつつあります。
子育てが今、大きな変革を求められているのです。
青少年が起こす重大な犯罪が起きると、 両親が世間の目の標的になりますよね。
もちろん、親としての責任はあります。 しかし、もっと注目しなければならないのは 「伝統的子育て」の方だと思うんです。
これが続く限り、他人事ではないんです。